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梶川作 親子獅子図 金蒔絵 五段印籠

¥950,000 税込

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寸法:縦 9.5cm 横 5cm

緒締:金蒔絵玉
根付:獅子頭に人物

地は梨地。

日本の故事に「獅子の子落とし」という、子を産んだ獅子がその子を深い谷へ投げ落し、生き残ったものだけを育てるという言い伝えがあります。
現代では「自身の子に困難を与え、立派な人間に育てる」という意味の慣用句になっており、子の立派な成長を願う親の思いが込められています。
こちらの印籠にはそのような願いが込められているのでしょう。
強い人間を育てるために必要なことを、この印籠が教えくれているようです。

獅子や谷を表現した高蒔絵は非常に力強く、アクセントとして施された切金も見事な出来栄えです。

梶川家:
5代将軍綱吉治世下の天和2年(1682)、初代の梶川常巌が大坂からに召し出され、 印籠その他蒔絵御用を勤め、それ以来12代にわたり、代々将軍家の御細工頭支配御蒔絵師でした。
印籠工として、古今第一の名工と評され、最も有名な印籠蒔絵師の一派として、明治維新まで繁栄しました。

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